ネットショップの一元管理システム(ソフト)を厳選比較で13選ご紹介!【在庫や商品発注まで販売の全てを一括管理】

アパレルのネットショップの一元管理システム活用例

公開日:2021/02/15  最終更新日:2021/03/03


服は実際に目で見て試着してから買いたい、そういう人も多いですが、ネットショップの便利さも捨てられません。自分が店に行けなかったとしても購入できるネットショップのありがたさは、一度使うと手放せないものです。ネットショップ側も、効率良く運営するために様々な施策を行っており、一元管理システムを導入するのも一つの手段となっています。

返品交換にも対応してアパレルのネットショップが発達した

靴やアパレルを扱う業界には試着というものが存在するため、ネットショップに向かないと言われてきました。しかしいざ大手が導入してみると、その便利さからすぐに広まっていったのです。そもそも服にはサイズというものが付けられており、よほど特殊な体型でない限りはそのサイズ通り買ってしまえば問題なく着られます。

そして大手が始めた時に、返品にしっかり対応していたことも、広く受け入れられた大きな理由だといえるでしょう。せっかくお金を出して買ったのに、気に入らないといった理由ではなく、サイズが合わなくて着られないとなると悔やんでも悔やみきれません。そこで、返品交換をやりますよと宣伝しているところに人気が出たのです。もちろん、あまり頻繁に返品されていては運営も大変になりますが、そこは運営姿勢であって実際にはそれほど発生しなかったようです。

その結果、便利で効率的なネットショップという形だけが残りました。当たり前ですが、実店舗であれば来店できる客だけが購入できますが、ネットショップは全国どこからでも購入が可能です。こういった点から、たとえ実店舗を持っていたとしてもネットショップを始めるのも当然だと言えるでしょう。

ネットショップは毎日のように配送作業が発生する

ネットショップを運営しようと思うときに、必要なのはそのシステムですが、配送管理もまた重要だといえます。製造工場で作った服を店頭で売るだけでも多少の輸送は発生していますが、毎日のようにネットで販売するのであれば、当然その発送作業も毎日発生してきます。

そこで、店頭で販売している店員が発送作業もやろうとするのは中々に大変であり、多くの場合に専門の部署を用意する事になります。この部分にもいくつか選択肢があります。その会社内で部署を立ち上げて自力で対応する場合もありますが、それ自体をアウトソーシングする方法もあります。これは多くの倉庫業が行っている事です。

発送作業だけでなく、入庫や在庫管理もアウトソーシングする事で、注文だけ自社で受け、あとの作業は倉庫に丸投げする、というスタイルがかなり一般的に利用されているのです。これには、在庫管理する場所はショッピング街ではなく郊外でも問題ないという点、そして必要な土地の代金という理由が考えられます。効率を考えるならば店は都会にあった方がよく、倉庫は土地代の安い郊外にあった方がよいのは当然の話だからです。

アパレルにはサイズ違いという概念がある

アパレル関係で大きな要素として、同じ商品のサイズ違いがあります。もちろん色違いや柄違いなどもありますが、完全に同じものなのにサイズだけ違うということがあるのが、シャツやズボンなどといったアイテムです。しかも全ての商品に対して同じSMLがあるとも限りません。この商品はSがないとか、2Lまで用意してあるとか実にさまざまなのです。

在庫管理の観点から見るとこれは非常にややこしいものであり、販売サイトにおいても客から見るとややこしいのです。最近のショッピングシステムはそういったケースにも柔軟に対応しているため、バリエーションの違いについては簡単にデータ入力が可能です。しかし客からすると、商品の在庫があるからカートに入れられるはず、でも何故か上手くいかない、といったクレーム対象になる可能性が高いのです。

そこで、ショップ側としてはしっかりと注意書きを書いておいたり、商品名にサイズを表記したりして誰が見ても分かるようにしておくなどの対策が必要です。できるだけ一つの商品は一つの説明で完結させたいところですが、サイズ説明に関しては労力を惜しんではいけないのです。

アパレル管理の経験ある倉庫を選ぶ

サイズ違いについて、システムが対応できて、ショップの説明欄もしっかり書いたらあとは実運用です。在庫管理の観点からもサイズ違いは重要な要素となります。倉庫に商品があれば多少散らかっていてもいいか、と思ってはいけません。あるTシャツのLサイズがこの棚にあり、でもSサイズはずっと奥の別の棚にあるなどといった状況は困りものです。

そもそも倉庫業というものは、しっかりと整理して商品を置く事と同義なのです。そのため、サイズ違いや色違いは、必ず隣接した場所に収納しておく必要があるのです。在庫を持つだけでなく発送作業を簡単にするためには、ピッキング作業を簡単にする事も重要なのです。

倉庫というものは、一連の作業をいかに時間を掛けずに行うかに効率化がかかっています。そのため、アウトソーシングするのであれば、できるだけ経験があるところを選ぶといいでしょう。どこの倉庫もできるとは言いますが、実際のところアパレル関係が初めてのところだと不安なものです。他の会社からアパレルの仕事を受けている経験がある倉庫なら安心です。倉庫を選ぶポイントはまずその点です。

一元管理システムでショップ側と在庫を連動させる

発送作業をアウトソーシングしてしまえば、受注したら出荷依頼をするだけで、後は倉庫側の仕事となるために楽なものです。しかしこれはアウトソーシングする場合であり、受注から出荷まで自社で作業をする場合はしっかりとシステムを組み上げなければなりません。そういった場合に重要となるのが一元管理システムです。

作業としてはデータベースを用意して、在庫数があっていればそれで問題はないのです。普通に表計算ソフトに商品名とサイズ、数字を入れてプラスマイナスしていれば用は足せるのですが、それで上手くいったとしても効率は非常に悪くなってしまいます。なによりネットショップのシステムと連携が取れていないので、いちいち別システムを立ち上げて入力するという手間が発生してしまいます。

一元管理システムならその部分を自動で繋いでくれるので非常に便利です。お客様が注文し、在庫から取り置きする仕組みはネットショップがやってくれますが、一元管理システムが間に入る事で倉庫の在庫数まで調整してくれるため、誤差なく調整可能なのです。

ネットショップ用と店頭の在庫を自動調整する

アパレルというものは店頭で販売している数と、ネットショップ用に販売する数を合わせるという部分が特に面倒なものです。完全に共有させてしまうと、同時に購入されてぶつかりあいが発生してしまうので、多くのショップでは店頭か倉庫かでメインを決める形にしています。例えば店頭がメインならば倉庫用には在庫を一定数確保するといった形をとります。

こうすることにより、無くなったはずの商品を売ってしまうという事故が防げるのです。一元管理システムではその部分の在庫調整もルールを作って自動で調整できます。例えばネットショップの服が5個を下回った時、店頭の服が10より多ければ自動で5個入庫するといったやり方です。

どちらを重視するか、セールの関係など、この辺りは店によってさまざまな要因が組み合わさってくるので、しっかりと考えて調整するといいでしょう。どちらにせよ一元管理システムがあれば日々の運用が格段に楽になるだけでなく、一番恐ろしい在庫のずれが発生しにくくなるので、多少のコストがあったとしても初めに導入しておくべきでしょう。

 

商品が細かいほど管理が大変になるのがこういったネットショップの常です。そのなかでも、アパレル関係はサイズ別というややこしい要素が加わってきます。店頭と併用してネットショップを運営するなら、できるだけ一元管理システムを入れて、誤差を生まない仕組みを作り上げるべきでしょう。ネットショップが一般的になっていますが、服のややこしさは付いてくる問題なのです。

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