ネットショップの一元管理システム(ソフト)を厳選比較で13選ご紹介!【在庫や商品発注まで販売の全てを一括管理】

「ECモール」は「ネットショップ」となにが違うの?それぞれを比較しながら解説

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/03/10


自社の商品をインターネット上で販売する方法を知っておきましょう。今回紹介する方法はどちらもメリットとデメリットがありますが、どちらを使用すればよいのか悩んでいる人は、今回の記事を参考にしてください。それぞれを比較することで、自社がどのような方針を採用すればよいのか見えてくるでしょう。

ECモールとは?仕組みやメリット・デメリットを解説

3つのメリットと2つのデメリットを紹介します。月間で数千万人がサービスを利用しているので集客に苦労しません。

仕組み

いくつかのショップが集合して、1つの大きなショップを作っています。日本にも有名なECモールがあります。それぞれ特徴が異なっているので、自社の商品を販売するためにどうすればよいのか考えなくてはいけません。たとえば、商品単位で出品できるようになっているものもあれば、出店料や広告費などが発生する場合があります。そのぶんサポート体制に力を注ぐなど工夫しているので特徴を充分に把握しましょう。どのような企業が出店しているのか確認すると、自社がどのような選択をすればよいのか見えてきます。

集客力があるメリット

購入したい商品が明確に決まっている顧客だけではなく、ショッピングを楽しみたいと考えている顧客もサービスを利用します。なかには具体的に購入したい商品が決まっていない顧客もいますが、いつでも気軽に商品を検索できるので便利です。月間のサービス利用者が数千万人となっている場合、集客は充分にできているので、出店している企業は集客の負担から解放されます。

信頼度が高いメリット

ブランド力があると顧客から信頼されます。あまりにも顧客から馴染みがないと個人情報を入力するのに抵抗がありますが、よく知られていると、そこまで抵抗を示すことなく会員登録などの手続きを済ませられるでしょう。そのため、自社の知名度が低い場合や、商品にブランド力が不足している場合でも、信頼度が高いと顧客から認識してもらえるのは大きなメリットです。これが商品の購入意欲の向上につながります。

初心者でも簡単に始められるメリット

自分でサイトを立ち上げるために準備する必要がありません。すでに仕組み化されているので、既存のプラットフォームを使用できるように手続きを済ませるだけで、初心者でも簡単に始められます。専門的な知識が備わっていなくても出店できるので、敷居が低く感じられるでしょう。

出店料や手数料が発生するデメリット

出店するためにかかる費用を負担しなければいけません。ロイヤリティ、運営コスト、広告費などが発生します。通常このような費用は、売り上げが減少していても、出店している限り発生する費用となります。月々いくら発生するのか調べておきましょう。一般的に規模が大きくなると費用も高額になります。

商品の価格競争が発生しやすいデメリット

月間のサービス利用者が数千万人となっている状況では、商品の価格競争が発生する可能性が高くなります。同じような商品を取り扱っている業者が出店しているので、1つでも多くの商品を販売できるように値下げを繰り返します。そのため、同じような商品を取り扱っている業者の値下げ状況を確認して値下げを行うなど、常に自社の商品のみならず他社の商品の動向も観察しなければいけません。その結果、利益率が低下するので価格競争が激化すると共倒れする可能性もあります。

ショップのブランディングが難しいデメリット

商品を購入した顧客は、自社のブランドを記憶するのではなく、どこのECモールで商品を購入したのか記憶している場合がほとんどです。そのため、自社のブランドを浸透させるのは難しくなるでしょう。顧客は自社のブランドに興味があるのではなく、ECモールに興味があるというように考えられます。

顧客情報が取れないデメリット

年齢や性別などの情報に触れたいと思っていても、どのような特性を持っている顧客が商品を購入したのか追跡できないようになっています。顧客の個人情報はECモールの所有物になっているので、マーケティングに反映させたいと考えていてもそれが叶いません。顧客が商品を購入した日時と数量のみデータとして残せるようになっています。

「自社のネットショップ」と異なるポイントとは?

4つの観点から違いを見てみましょう。集客で苦労しないのはECモールなので、自社のブランド力が低いときは出店するほうが好ましいかもしれません。

初期費用の違い

ECモールは初期費用が安くなっています。これは、既存のプラットフォームを使用するため、自社のネットショップのように開発する必要がないからです。最近では安価にシステムが開発できるようになっていますが、それでも初期費用を抑えるためにはECモールが有利でしょう。

運用費用の違い

ECモールは出店料、ロイヤリティ、広告費などの費用が高額です。とくに規模が大きくなれば高額になるので、ランニングコストは自社のネットショップと比較すると高額になります。自社のネットショップは、運用方法にもよりますが安く抑えられるようになっています。

メリットの違い

たくさんの人が集まる大きな市場のようなものなので、集客力があるのがECモールのメリットです。そのため、集客に力を注がなくても自社の商品を顧客が閲覧してくれるので、集客の手間を省けます。また、他社の商品を購入したいと考えている顧客が、他社の商品と自社の商品を比較するために、自社のサイトを訪れることもあります。その結果、購入に至ることも考えられるので大量に販売できる可能性が高まります。

自社のネットショップのメリットは、デザインやレイアウトの自由度が高く、利益率が高いことです。そのため、初期費用の負担が大きくても、高い利益率で利益を伸ばすことも可能です。

デメリットの違い

既存のプラットフォームを使用するので、デザインやレイアウトの自由度が低くなっています。また、商品の価格競争に巻き込まれると利益率が低くなります。自社のネットショップは、集客が難しいデメリットがあります。自社の商品に興味を持っている顧客や既存客のみサイトを訪れるようになるからです。

「ECモール」と「ネットショップ」ではどちらがいいの?

どちらもメリットとデメリットがあります。自社が何を目指しているのか考えてみましょう。

ニッチな領域の商品を取り扱っている場合はネットショップがおすすめ

他社と同じような商品を取り扱っている場合は、ECモールでもよいでしょう。しかし、自社のみ取り扱っている商品やニッチな領域の商品を販売したいと考えているのであれば、自社のネットショップがおすすめです。ブランディング力も向上するでしょう。

ビジネス展開で考える

今後どのように商品を販売していきたいのか考えることは必要です。大量に販売したいと考えている場合はECモール、時間をかけてでも着実に顧客を増やしていきたい場合は、自社のネットショップがよいでしょう。

併用して運用する方法もある

広告の効果を期待してECモールに出店しつつ、自社のブランディング力を高めるために自社のネットショップも立ち上げる方法があります。両者のよいところを活かした方法は有効です。

まとめ

両者のよいところを活かしてECモールとネットショップを併用する方法もあります。知名度が低いときは、ECモールで商品を購入してもらうことに集中します。その後に商品や自社のブランドに興味を持った顧客が、自社のネットショップから商品を購入してもらえるようにするとよいでしょう。他社との差別化が難しいですが、1つでも多く商品を購入してもらえるように工夫してください。

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