ネットショップはひとりだけでも運営できる？ワンマン運営を助太刀するツールも紹介

起業したいと考えているとき、ネットショップ経営に興味をもつ人も多いようです。開業するための資金がそれほど必要なさそう、自宅にいながらできるのも魅力、でもひとりだけでネットショップを運営することはできるのかと気になるかもしれません。ひとりだけの運営はもちろん可能です。助けになる便利なツールもあるのでご紹介します。

ネットショップをひとりで運営するメリット

ひとりでネットショップを運営することは充分可能で、ひとりで運営するからこそ得られるメリットもあります。どのようなメリットがあるのか、見ていきましょう。

自分ひとりだから作業も自分のペースで

自分なりの作業ペースというのは誰にもあるもの、人と合わせることが苦手だという人も少なくないはずです。ひとりでネットショップを運営することは、もちろんほかに誰もいないのでそれこそマイペースで作業できるでしょう。作業自体のスピードだけでなく、どのような方針で進めるのか、どのようなチャレンジをしてみたいのかなど、自分が都合のよいタイミングで行うことができます。自分がこうしたいのに反対される、疎外される、そんなイライラもひとりで運営すれば感じることはないでしょう。

コミュニケーションに関するストレスもない

作業が忙しい、難しいということよりも、仕事をするにあたりもっとも頭を悩ませるのは人間関係ではないでしょうか。現代人はコミュニケーションに悩むことが多く、それがストレスとなり会社をやめてしまう人も多いです。もちろん、ネットショップをひとりで運営するといっても、人間である顧客相手の商売ですから、まったくコミュニケーションを意識しなくてよいというわけではありません。しかし、仕事場でストレスとなるコミュニケーションが発生しないのは、コミュニケーションが苦手な人にとっては天国のようで、仕事がはかどるに違いありません。

人件費を抑えることができる

会社の運営でもっともお金がかかるのは、人件費だといわれることもあります。人を雇ってネットショップを運営すれば、その人数分人件費がかかりますが、自分ひとりなので支払う人件費はありません。人件費が必要なければ、その分利益アップにつながることが期待できます。

何歳になっても続けられる

企業に勤務していれば定年があり、その年齢に達したら退職するか再雇用で継続して働くことになるでしょう。しかし、ネットショップの運営には定年がないので、何歳になっても続けることができます。最近は定年退職を迎えても、年金をもらえるようになるまでは働かないと食べていけないという人も多く、再雇用で働いたり新たな職場を求めて就活を行ったりしています。

しかし、再雇用で働くと定年前と同様の仕事をしていても給与はがっかりするほど安くなり、新たな職場を見つけるにも年齢がネックになるうえ、ここでも給与の安さにため息が出るはずです。ひとりでネットショップを運営すれば、頑張った分が収入に結びつき年齢が何歳であるかは関係ありません。

すき間時間でも運営可能

一日中ネットショップの運営に携わっている必要はなく、自分で作業する時間を決めることができます。ですから、日中は会社勤務の仕事をしながら帰宅後にネットショップの作業を行うこともできます。また、家事や育児で忙しい人もすき間時間を有効活用し、稼ぐことも可能でしょう。

ひとりでネットショップをするうえでデメリットや注意点とは

ひとりでネットショップを運営するメリット、上記で説明したようにいろいろとありました。しかし、一方でデメリットと注意点もいくつかあるので説明しましょう。

ちゃんとした休みを取りにくい

会社勤務なら、土日祝日や年末年始、お盆時期の休みなど決められた休みをしっかりと取ることができます。しかし、ひとりでネットショップを運営すれば、仕事がある以上休みを取ることは難しいでしょう。ネットショップの運営はさまざまな作業を行わなければならず、忙しいのはありがたいのですが、それこそ息つく暇もなくなる可能性があります。体力には自信があるという人でも、やはり休むことは必要でしょう。もし忙しさから体調を崩し入院ということになってしまったら、そこで業務はストップしてしまいます。そうなると、顧客の信用を失い、取引先にも迷惑をかけるという事態になりかねません。

自分ひとりではアイディアがつきてしまうかも

起業した当初はあれもこれもとアイディアがあふれてきてやる気満々だったのに、次第にアイディアが浮かんでこなくなる、行き詰まってしまうこともあるかもしれません。一緒に仕事をしている「誰か」がいれば、相談することもできアイディアをその人から得ることもできるでしょう。

忙しすぎて売り上げ向上の対策まで気が回らない

日々の作業に追われてしまうと、先々に向けた売り上げアップや集客のための対策を考える余裕もなくなってしまいがちです。仕事がなくなるわけではないけれど一向に成長できない、そのような状態が続けば何のためにショップを運営しているのか、迷いが生じてくるかもしれません。

個人運営のECサイトも一元管理システムの導入がおすすめ！

最近はECサイトの運営に、便利な一元管理システムの導入がすすめられます。一元管理システムというと、複数のECサイトを運営している場合に導入するというイメージがあるかもしれませんが、個人経営のECサイトにも導入するのがおすすめです。というよりも、ひとりしかいないからこそ、ECサイトの必要な役割を管理できるシステムをぜひ検討してほしいです。

ひとりで運営するのは業務が多く大変

複数人ではなくひとりでも運営可能なECサイトですが、まずサイトを構築するところから始め、集客し注文を処理し、問い合わせにも対応しなければなりません。それほど顧客が多くなければ余裕もあるかもしれませんが、軌道に乗ってくれば目の回る忙しさになるはずです。そのため、ひとりでECサイトの運営を検討している人の多くが、運営を効率化するためのサービスを利用しているのです。

とりあえずひとりで頑張るなら

人員を雇うかは軌道に乗ってから考えるとして、今はとりあえずひとりでECサイト運営を頑張る、そう決意した人ならECサイトに必要な役割を管理できる、便利なシステムの利用がおすすめです。そんな便利なシステムのひとつが一元管理システムです。

一元管理システムの導入により、受注管理や出荷管理、メールの管理や顧客情報の管理など、細々した作業をすべて抱えなくても大丈夫、効率化や自動化できるようになります。必要最低限の作業ですむようになるので、ゆとりができて売り上げアップの対策や顧客対応のために時間を回すことができるでしょう。

将来人員を増やすときにも役立つ

ECサイトが軌道に乗ってきたので人員を増やすことを検討したとき、ちゃんとした戦力になる人を雇えるのかという心配も出てくるかもしれません。そんな場合でも、一元管理システムを導入していれば大丈夫、専門知識がそれほどなくても簡単に使えるので頼りになります。一元管理システムにもいろいろあるので、もちろん誰でもかんたんに使えるものを選ぶことが大切です。

まとめ

ネットショップはひとりだけでも運営することが可能で、ひとりだからこそのメリットもいろいろあります。しかし、メリットだけでなくデメリットもあるのは確かで、そういわれると断念することが頭をよぎるかもしれません。しかし大丈夫です。ひとりでECサイトを運営する場合の強い味方である、助太刀してくれるツールも複数存在します。中でもおすすめは一元管理システム。会社単位での利用だけでなくひとりで頑張るECサイト運営でも、必要な役割をしっかり管理できるのでぜひ検討してみてください。